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2021 / 04 / 14
ペーパードライバー克服‼第6弾
道路の信号機には、車両の有無を感知して青信号を表示する「感応式」の信号機が存在しますが、中には「半感応式」と表示されたものもあります。この「半」とはどういう意味なのでしょうか。
そもそも感応式信号機は車両を感知しながら制御する信号機のことです。交差点の全方向にセンサーがついており、「どの方向にどれくらいの車両が流れているか」を感知し、一定の範囲で青が表示される割合を調整しています。複数の交差点を含めた路線全体の交通量をもとに、各交差点の信号機を制御する場合がほとんどです。
これに対し「半感応式」は、交差点に交わる道路の「一方のみが感応式」と言いかえることができます。交差点単体で、交わる道路のうち交通量が多い方を「主道路」、少ない方を「従道路」と捉え、従道路側のみ車両を感知するセンサーがついているものです。このメリットは従道路に車両が来ない限り、主道路の交通流を止めずに済む点です。
交差点に差し掛かった従道路側の車両は、しっかりと停止線の直前で停止する必要があります。理由はそのすぐ上空にセンターが設置されている為です。停止位置がずれていると正しく感知されず、待てど暮らせど青信号にならないことも考えられます。
軽車両や歩行者などはセンサーで感知されにくいため、専用押しボタン箱が併設されていることもあります。
感応式信号機であることをドライバーへ示すかどうかは各都道府県によってまちまちです。